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世界の識字率事情 ~国際識字デー~

  • 執筆者の写真: fairshipgc
    fairshipgc
  • 2020年9月11日
  • 読了時間: 4分

皆さんこんにちは!Fairshipです🚢⚓️

8月に行ったFairship特別インタビュー企画は、皆さん楽しんで頂けましたでしょうか?

Facebookでは、今後もインタビュー企画に関連した投稿を続けていく予定ですので、是非チェックしてくださいね~!😊


今回のテーマはがらりと変わり、「世界の識字率」についてです。


なんと先日9月8日は、ユネスコによって「国際識字デー」と定められている日なんですよ~!皆さんご存知でしたか?

今回はこの「国際識字デー」にちなんで、世界各国の識字率についてご紹介していきたいと思います。

日本ではあまり馴染みのない「国際識字デー」ですが、制定されたのは今から約55年前の1966年です。識字教育に尽力するユネスコの姿に当時のイラン国王が感心し、記念日制定を提案したのがきっかけだそうです。

この国際識字デーには、①識字の重要性について理解を深めること・②識字率の向上を図ること、という2つの目的があり、現在でも9月8日には、世界各地で識字率に関するイベントが実施されています。




皆さんは“識字率”についてどの程度ご存知でしょうか?

識字率とは、「15歳以上の人口に対する、日常生活の簡単な内容についての読み書きができる人口の割合」を指します。つまり、難しい文章は理解出来なくとも、日常生活における読み書きに支障がない場合は、識字可能であると判断されます。


それでは早速、世界の識字率を見ていきましょう!

今回は“The World Bank”さんのデータを参照させて頂き、識字率を比較していきたいと思います。



国際識字デー制定頃の1970年の世界の識字率は、77%程でした。そして最新データによると、2018年時点での世界における識字率は、92%まで上昇しています。1970年と2018年の世界の識字率を単純に比較すると、随分と向上していることが読み取れますね。

しかし一方で、世界の識字率には大きく格差があるとも言われています。

世界銀行が発表するデータを見ると、日本を初めとするヨーロッパやアメリカ、ロシア等の先進国は、識字率99~100%を達成しています。実際私達が日本で生活していても、幼い頃から教育機会が保障されていたということもあり、身の回りにいる人は日本語の読み書き・文章理解が出来るという人がほとんどだと思います。

その一方で、世界には識字率が92%にも満たない国が多く残されているのも事実です。



アフリカ諸国の多くが70%程度の識字率であり、中でもニジェールは世界最低の40%の識字率です。またアジア圏でも、紛争地域であるアフガニスタンやパキスタンの識字率は70%程度と、世界の平均識字率と比較してもかなり低い数値と言えますよね。このような国々には、日常生活の読み書きすらままならない人が多く存在しているのです。

そしてこの図から分かるように、識字率の低い国々は、アジア圏・アフリカ圏の開発途上国に集中しています。

この開発途上国の識字率の低さは、解決すべき問題として現在世界で認識されています。

国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の中でも、目標4の「質の高い教育をみんなに」という部分で、識字率の向上が呼びかけられています。

識字率の低さの背景には、教育機会が不十分であることが大きく関係しています。

世界には、幼い頃から労働を強いられ、学校に通う機会すら得られない子供も未だ多く存在しています。開発途上国の子供達を取り巻く環境を変化させ、学校に通うことの出来る子供が1人で多く増えれば、識字率の向上にも繋がるでしょう。

≪私達に出来ること≫

世界の子ども達を救い、文字が読み書きできる人を増やすために私達が出来ることの1つが、フェアトレード商品を選択することです。現在、公式でフェアトレード認証されている商品には、どれもフェアトレード認証ラベルがついています。


フェアトレード認証ラベル↓


この認証ラベルは、児童労働無しで生産されていると確認出来た商品にしか付けられていません。フェアトレード商品を購入することで、「私達は児童労働に反対している」という意思表示が出来るのです。世界から児童労働を無くし、一人でも多くの子供が学校に通えるようになると良いですね。


今回識字率が低い国として、アジアやアフリカのいくつかの国を紹介させて頂きましたが、このブログでご紹介した識字率の低い全ての開発途上国と、日本はフェアトレード取引を行っています。

私達一人一人の力は小さなものかも知れませんが、集まれば大きな力となり、社会を変えることが出来るかもしれません。その第一歩として、是非フェアトレード商品の購入を検討してみて下さいね😌

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました😊

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来週のブログでは「ヨーロッパにおけるフェアトレード事情」についてご紹介致します。お楽しみに~!

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