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ヨーロッパではなぜフェアトレードが「当たり前」なのか?🌐

  • 執筆者の写真: fairshipgc
    fairshipgc
  • 2020年9月25日
  • 読了時間: 5分

皆さんこんにちは!Fairshipです!⛴⚓️

先週ホームページで投稿した、国際識字デーの記事は読んでいただけたでしょうか?



日本では多くの人が文字を読むことができる一方、アフリカやアジアの一部では、識字率がまだまだ高いとは言えないのが現状です。


ですが、私たちがフェアトレード商品を選択することで、生産国の子どもたちが教育を受ける機会を増やすことができます📚


Fairshipで紹介している商品を参考に、是非フェアトレード商品を購入してみてはいかがでしょうか?

 




さて、今回はヨーロッパのフェアトレードについてご紹介します!🏰

タイトルにも示した通り、ヨーロッパではフェアトレードが比較的「当たり前なこと」として受け入れられています。


ヨーロッパ地域のイギリス、スイス、オランダ、アイルランドの国々における 「国際フェアトレード認証ラベル」の認知度は80%以上とかなり高い認知率を誇っています!!




なぜヨーロッパではフェアトレードが普及したのでしょうか?


その1つの理由として、「フェアトレードラベル運動」が挙げられます✍️


フェアトレードはもともとヨーロッパを中心に1960年代から広まりましたが、当時は理解のある限られた市民による消費者運動であって、一般のマーケットとの接点はなく貿易額も限られていました。

そこで一定の基準に基づき、フェアな価格で国際市場の取引に参入するために考え出されたのが「フェアトレードラベル運動」でした。

フェアトレードラベル運動は、1988年にオランダ🇳🇱からはじまり、その後1992年にドイツ🇩🇪を中心にヨーロッパで広まり、1997年には世界各国にあるフェアトレードラベル運動組織が1つにまとまり、FLO( Fairtrade Labelling Organizations International )「国際フェアトレードラベル機構」という国際ネットワーク組織が設立されました。



これにより、世界的に統一した基準を作り、基準をクリアした商品にのみフェアトレードラベルがつけられるようになりました。



ヨーロッパではこのフェアトレードラベル運動を機に市場規模が徐々に拡大していき、国際協力団体のみならず、メーカーなどの一般企業もフェアトレードに賛同し、スーパーにもフェアトレードラベル付きの商品が多く並ぶようになりました。


2017年の世界全体のフェアトレード認証製品推定市場規模は、約85億ユーロ(約1兆742億円)にのぼっています。(下図)


(参考:フェアトレード・ラベル・ジャパン)

そして、ヨーロッパの中でも、イギリスはフェアトレード認証製品の市場として一番大きい国だと言われています🇬🇧

イギリスでは、3つのスーパーチェーン店がフェアトレード認証のついたバナナだけを販売していたり、コーヒーや砂糖はイギリス国内のフェアトレード認証製品の売り上げの多くを占めています☕️


現在、イギリスでは約80%の人がフェアトレードを知っていて、そのうちの9割近くの人が国際フェアトレード認証ラベル製品は質や安全面で信頼しているという調査結果もあります‼️



では、なぜイギリスではフェアトレードが盛んなのでしょうか?


その理由は大きく分けて2つあります。



1つ目は、教会の存在です。



フェアトレードが発展途上だった頃、教会では積極的に国際フェアトレード認証ラベル製品を売るようにしていました。


また、コミュニティのメンバーが多く集まる場所である教会でフェアトレードの商品を売ることは組織がこれから知名度を上げていく上で重要なことでした。

そのため、キリスト教徒の方の中には、教会を訪れた帰りにフェアトレードの果物などを買っていたこともあり、小さい頃からフェアトレードを知っていたという人もいるそうです。



そして2つ目は、フェアトレードタウンの増加です。



フェアトレードタウンとは国際フェアトレード認証ラベル製品を積極的に購入するなど、フェアトレードをサポートする努力を表彰され、その称号を得た市、町や地域のことを指します。

イギリスでは2000年にランカシャーにあるガースタングという町がフェアトレードタウンを宣言して以来、これまでに500以上のフェアトレードタウンができました。🎪

フェアトレードタウンに認定された地域では、スーパーやカフェ、レストランなどで国際フェアトレード認証ラベル製品がすぐ手に入る環境を整えることや、地域の自治体や市民が協力して普及イベントの企画、実行する必要があります。

フェアトレードタウンが多い分、イギリスの方たちは必然的にフェアトレード に触れる機会が多くなるので、ここまでの普及に繋がったのです🤝


 

これまでの話をまとめると、イギリスをはじめヨーロッパでは、一般企業や地域団体の協力によって「人々の暮らしの中にフェアトレードが馴染んでいる」ということが、普及の大きなポイントだと考えられますね。

日本では、フェアトレードというとまだどこか「支援」、「ボランティア」というような感覚を持っている方がいると思います。

ですが、日本でも身近なスーパーやカフェでフェアトレードの商品が今以上にもっと増えていけば、人々がフェアトレード商品を手に取る機会も増え、フェアトレードもより普遍的なものになっていくのではないでしょうか?🌷

私たちFairshipも、日本のフェアトレードの発展に貢献できるよう、微力ながら情報発信に邁進していきたいと思います!🚢



 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました😻


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それでは、次回の投稿もお楽しみに!



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