映画「おいしいコーヒーの真実」レビュー対談!
- fairshipgc
- 2020年6月28日
- 読了時間: 4分
皆さんこんにちは!Fairshipです🚢⚓
今回は、映画「おいしいコーヒーの真実」を鑑賞した、もも、ぐっしー、むつみの3人が映画から感じたこと、学んだことを対談した模様をお伝えします👧☕

この映画は、アフリカのコーヒー生産農家の厳しい貧困の現状と、そのコーヒーの主な消費者である先進国の人々の様子を対比的に描きながら、エチオピアンコーヒーをフェアトレードで広めるため奮闘する、タデッセ・メスケラ氏の活動を追っています。
“Black Gold(黒色の黄金)”と呼ばれるコーヒー豆生産の裏側に、どんなストーリーがあるのか…?私たちの消費が引き起こしている問題に焦点を当てています。
1.映画を見て、率直にどう思ったか?何が最も印象に残った?
も「思ってたより途上国の現状がひどかった。はだしで作業して、飲み水さえもなくて、道もボロボロで…。子供が学校に通うお金だけじゃなくて、そもそも学校がないなんて!」 ぐ「エチオピアの農家がフェアトレードで得た利益の使い道を相談してるシーンがあったじゃん?あれ、公的支援じゃなくて、自分たちのお給料を使って学校を建てるってことだよね?」 む「うん。私たちからすると考えられんよね、自分たちのお金で学校つくるなんて。」 も「布を売るとか、靴を売るとか言ってたよね。」 「一方で、先進国の支援で学校を建ててもらったけど、そこで運営を続けていく力がなくてつぶれてしまうみたいな話も、よくあるよね。」 む「そうだね、結局は継続して貧困から脱却していかないと意味ないんだよね。」 も「エチオピアの農家の人たちが、自分たちの作っているコーヒーが、実際いくらで販売されているかを知らなかったことにもびっくりした。情報がないから、取引価格に抗議する気にもならないんだなって。」 む「それも、教育の問題と関わってるよね。モノがどうやって消費者まで届いているか知らないし、それを学べる環境もない。情報がないから競争に勝てなくて、お金を稼げないから教育費を賄えない。負のループだね。」
~ほかに何か印象に残ったことは?
ぐ「わたしは、アメリカ人のバリスタが、コーヒーを提供することは人と繋がることだって仕事へのやりがいを語ってる一方で、途上国の人は、最低限の暮らしを求めて生活しているってところが印象的だったなあ。」 む「同感。同じコーヒーに携わる人でも、こんなにも違う状況で働いてるんだね。」 も「コーヒーだと採算とれないから、農家の子供たちがコーヒーは作らないっていってるシーンもあったね。この前ブログでも書いたけど、この状況が続くと、私たちの飲むコーヒーを作る人がいなくなっちゃうよね」 ぐ「コーヒーやめて、麻薬の栽培に切り替えてる人もいた。私たちの消費が犯罪にまでつながってるんだね。」
2.一人の消費者として💸
む「途上国のコーヒー農家がものすごく搾取されていることはわかったけど、じゃあ、どうしたらフェアトレードが広まっていくだろう?300円の普通のコーヒーと600円のフェアトレードコーヒーがあったとき、600円の方を選んでもらうには?」 も「フェアトレードっていう言葉を知るだけじゃなくて、裏にある現状を知らないから、浸透しないんじゃないかな。他人事というか、自分には関係ないと思ってる人が多い。この映画みたいに、自分たちのせいで厳しい生活を送っている人がいるというって知ることで、少しずつ変わってくるはず。」 ぐ「確かに。600円って高く聞こえるけど、それが本当の正しい価格だってわかれば、それで買うべきだよね」 む「アパレル領域でのフェアトレードを訴えてる映画も見たことあるけど、安い服をみんなが当たり前に買うようになっちゃったことが問題だって言ってた。」 も「消費者として、安いものをただ受け入れるんじゃなくて、安すぎないか、なんでこんなに安いのかと疑問を持つことが大切だね。」
3.今後のFairshipの活動について🚢
ぐ「ここまでいろいろ話してきたけど、改めて大事だなと思ったのは、 ①まずは、フェアトレードに関心を持ってもらう人を増やす ②その上で、その裏にあるストーリーまで目を向けることで、消費行動を変えていく ③値段に対して疑問を持つ習慣をつける ってことだね。」 む「さっき、継続することが大事って話もあったけど、私たちの活動も1年間だけで終わりにしたくないよね。」 も「そうだね。Fairshipのメンバー20人が、卒業後もそれぞれの場所でフェアトレードを広めていけるといいね。」
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