菊屋雑貨店の女性オーナーと出会う
- fairshipgc
- 2020年8月7日
- 読了時間: 5分
皆さんこんにちは!Fairshipです🚢⚓
本日は、待望のインタビュー企画第一弾!「菊屋雑貨店」のオーナー、岡本佳代子さんにインタビューをさせていただいた内容をお伝えします。

お店の詳しい情報やおすすめ商品については、後日Facebookの方で共有しますので、そちらも楽しみにしていてくださいね~😉
~ フェアトレードと岡本さんの出会いって?
初めてフェアトレードに出会ったとき、「なんて素晴らしい仕組みなんだ」って感動したんですよね。一方通行じゃないというか、自分の小さな行動が大きな歯車を回すような、循環のイメージがフェアトレードにはあります。しかもそれだけじゃなくて、モノ自体がとってもかわいいんです。手仕事の素敵さ、温かさを感じられる。お店にはフェアトレード以外のものも多く置いていますが、どれも人とのつながりを感じられるものです。お客さんが「あ、これかわいい~」っていうと、「そうでしょ!」って気づいたらたくさん魅力を語っちゃって。それがすごい幸せだし、この仕事しててよかったなって思う瞬間です。
~ フェアトレードの商品ってお高めですよね?売るのは難しいですか?
私ね、全然高いと感じないんですよ。むしろ安いと思っています。これ、いくらだと思います?…880円なんですよ(笑)服だって、例えばオーガニックコットンって、普通のコットンより貴重で生地も強いのに、その割には高くないんですよ。販売員として、すごく扱いやすいです。好きなものを売って、作っている人のところにちゃんとつながって循環していく、それはほんと最高だなって思います。

(岡本さんの手元にある雑貨が880円です!とっても細かく作られていて素敵でした✨)
~ 開店から14年間、お店に立ち続けた岡本さんから見る、消費者の意識とは?
京都なので旅行者の方も多く来られますが、やはり海外の方のほうがフェアトレードに対する意識が高いですね。最近やっと、日本人の中での理解度も上がってきたと思いますが、それでもまだすごく遅れている。レジ袋も有料化されましたけど、ヨーロッパではかなり前からエコバックが取り入れられていましたし、レストランで残ったご飯を持ち帰ったりもしますよね。日本人には優れた「もったいない精神」があると思っているかもしれないけど、実はそうでもないかもしれない。
~ 新型コロナウイルスの影響はどうですか?
影響は大きいですね。今でも売り上げは半分も戻っていません。ポジティブにいかなきゃ心が持たないので、だいぶ最悪な状況を考えながら、「なんとかするやろ私」って笑ってる感じです…(笑)。金銭面もそうですが、これまではお店に来てくれるお客さんや取引先とのやり取りで成り立っていたのに、その繋がりがすべて切れたような、ものすごい孤独感や一人の無力さを感じていました。そんなときに、シサム工房さんから“フェアトレード未来チケット”のお話をいただいたんです。うちみたいなお店って、女性が一人でやっているところも多いので、そういう人たちと横のつながりをいただけたのが何より嬉しかったですね。生産者の情報も教えてもらえてよかったです。
【👇菊屋雑貨店さんも参加中の フェアトレード未来チケット👇】


詳しくはこちらから!https://camp-fire.jp/projects/view/285346
~ これからどんなことをやっていかれたいですか?
私に今できることは、売ることだと思っています。途上国の子供たちには、お金がなくて、勉強するよりも働かないといけなくて、そのうち子供ができて、養うためにさらに働かないといけなくて…という負のループがあります。私自身は、そういうことをしっかり勉強してきたわけじゃないですが、フェアトレードを最後に手渡す立場の人間として、生産の背景にあるストーリーを伝えることで商品が売れると思っています。
~ 先日、「六根ゲストハウス」もオープンされましたが、こちらは、フェアトレードを知らない人へのアプローチを目的とされているんでしょうか?
もちろん、フェアトレードに関心を持つ人が増えれば最高なんですけど、「結果的に」でいいんじゃないかなって。京都に遊びに来た人が、たまたま良さそうなホテルを見つけて、そこで紙パックのお水や竹の歯ブラシで、フェアトレードのシーツで気持ちよく過ごして、それでいい気分やなって思って帰る。それが“結果的に”生産者の製造の促進や売り上げにつながってるっておもしろいですよね。わたしはそれを裏でふふって思いながら見てます(笑)。深く考えて選択するのもいいけど、毎日使うものだからこそ、単純にいいものだと思って気軽に使ってくれれば、無理がなくていいですよね。
~ 確かに、それでいいかもしれないですね。続けていくためには特に。
「その服かわいい、どこで買ったん?」「あ、これフェアトレードだよ」みたいに、デザイン面から入って伝わっていくのもいいですよね。プレゼントをするのもいいアイデアだと思います。そんな風に、私たちのふつうの生活にフェアトレードをもっと取り入れていけたらいいですね。
インタビューの後、店内の商品をひとつひとつ見せていただく中で、商品自体の魅力や、その裏にあるストーリーを、愛情をもって語られる岡本さんの笑顔がとても印象的でした🌱
対談の最後には、インタビュアーの我々の人生相談もしていただいて、心から人が好きな方なんだなあということがひしひしと伝わる時間でした。


皆さんも、京都に寄られた際には、菊屋雑貨店さんまで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。素敵なオーナーとお話しながら、ハンドメイドの温かさを感じられますよ😉💛
Fairshipは今後もフェアトレードに携わる方々へのインタビューを行っていきます!
是非、お気に入りのお店探しに役立ててくださいね~💡
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